恋人を射ち堕とした日
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弓がしなり
弾けた焔
夜空を
凍らせて
凛と蒼く
別離
(わかれ)の詩を
恋人
(あなた)を
射ち堕とす…
遠い日の
忘れ物
引き裂かれた
傷痕
呪われし約束を
その胸に宿して
「避けられぬ
終焉は
せめて
愛しい
その手で…」
抗えぬ
衝動の闇が
彼を包んだ…
歪む世界
螺旋の焔
輪廻を貫いて
凛と緋く
血塗れくちづけ
恋人
(あなた)を
射ち堕とす…
(忘レモノハ
在リマセンカ?)
(「古の伝説
その魔物に
傷を負わされた者は
呪いが
全身をかけ廻り
やがては
同じ魔物に
成り果てるだろう…」)
(その傷を
負ったのはいつ?)
(「それは
二人が出会った
あの日まで遡る
彼が
彼女を助けた時に
負った傷
全ては出会った
時から始まっていた…」)
(出逢いは
喪失への約束)
(「枯れ果てた
涙は
哀しみの
蒼い焔を宿し
銀色に
輝く矢を放つ
何度でも
唯…
彼が息絶えるまで…」)
愛する人を
失った世界には
どんな色の
花が咲くだろう?
月を抱いた
十字の焔
茨を
捲きつけて
凛と白く
最期の弓矢(アロー)
私を射ち堕とす…
(愛する人を
失った世界には
どんな色の
花が咲く…)
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